乳幼児の死因の1番は病気でなく事故死です。子供の事故を防げるのは御両親、
周りの大人だけです。ちょっと注意するだけで乳幼児の多くの事故は防ぐことが出来ます。
特に以下のことに注意しましょう。
- 誤飮に注意:乳幼児は何でも口に入れます。
たばこ:
たばこ1本を食べると乳幼児は死に至ると言われています。
たばこはまずいので吐き出すことが多いのですが、
特に2cm以上食べた時は要注意です。
また、吸い殻入れに水を入れてあるものを飲んだり、食べた時は、
ニコチンが溶け出しているため、大変危険で、
ただちに処置が必要です。
このような時や2cm以上食べた時は、まず指をハンカチかガーゼで
くるみ、子供の舌の奥を押して吐かせた後に病院へ電話して下さい。
おもちゃ:
口に入る大きさ(親指と人さし指で輪を作ってみてください、
この大きさです)のものは与えない。
ボタン型電池:
アルカリ電池は胃に穴をあけることがあるため、
内視鏡で取り出す必要があります。
ピーナッツ等乾いた豆類:
気管に入り窒息する事があります。小学生になるまで与えない。
薬:
大人の薬はもちろん、シロップの子供の薬も
子供の手の届かないところに管理する。
- やけどに注意
ポットのお湯、鉄板焼などのホットプレート、アイロン、炊飯器等の蒸気、
蚊取り線香(煙りの出ないタイプも中が熱いことあり)等に注意。
テーブルクロスを引っ張り、テーブルにおいてあるものでやけどや怪我をすることがあるので、テーブルクロスは使用しない。
- 溺水に注意
子供は15cmの深さでも、ひっくり返って顔が水につくと迷走神経反射で呼吸が
止まり死亡することがあります。特に風呂の水での溺水が多いので、残し湯はしない。
また、ビニールプールで等で遊ばせる時は目を離さない、子供同士で遊ばせないこと。
- 自動車での事故
チャイルドシートを使用しましょう。
短時間でも子供を車の中に放置しない。熱中症での死亡事故のニュースが後をたちません。
- SIDS(乳幼児突然死症候群)
を防ぐためうつ伏せ寝はやめましょう。
枕や布団は頭や顔が埋まらない程度のものを使用しましょう
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